気象予報士の視点から科学的に捉えた地球温暖化問題の真相を追究。 地球温暖化を信じて疑わないあなたの耳元に聞こえる悪魔のささやき。それでもあなたは温暖化信者でいられるか?温暖化対策は税金の無駄遣い。即刻中止を!!! Stop"Stop the global warming."!!
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最後に温暖化論者が言うように地球温暖化が進んだ場合サンゴ礁は絶滅するのか?という問題だが、この主張は上に述べたように二重に根拠を失っている。断っておくが筆者はサンゴ礁がなくなってもかまわないなどといっているのではない。根拠もないのに何でも温暖化に結びつけて騒ぎ立てるのを止めろ、と主張しているだけである。
ところで、人間も何かにあわせてパートナーを替えるというわけにはいかないものだろうか?
Syun-Ichi Akasofu
Is the Earth still recovering from the "Little Ice Age"? より
上段がCO2と気温の関係。真中がIPCCの解釈で気温の上昇の原因は「ほとんど」CO2濃度の増加に押し付けられている。下段はAkasofuによる解釈で気温の直線的な上昇は「LIAからの回復」という自然現象であり、さらに自然の揺らぎによる「波動」が重ね合わさっているというものである。直線的な気温の上昇はCO2などの温室効果ガスが増加する前の1800年頃から0.5℃/100年の一定の割合で続いているため自然変動と考えるべきであるとAkasofuは指摘している。
次に下の図である。
この図は全球平均気温図に北極海沿岸部の気温(青)と化石燃料の消費を重ね合わせたものである。1920年からと1975年から二つの北極海沿岸部の気温上昇を認めこれが全球平均気温の上昇に寄与したことは間違いなさそうだ。これはmultidecadal-oscillationの影響がこの地域で増幅されるためだとAkasofuは言う。筆者には先日触れたPDOによる変化そのものに見える。さらにSerreze and Francisによれば1920年からの気温上昇は北半球の北緯50℃以北に限ったものであるという。また1975年以降の現代の気温上昇は北半球に限局しており全球規模で起こった変化とは言い難くこれも温室効果ガスの影響ではなく自然の波動と考えた方がよいとAkasofuは述べている。筆者はPDOに加えてヒートアイランドの影響が十分に除去できていない結果ではないかと考えている。
以上のようにIPCCが「温室効果ガスの影響」としている近年の気温の変化には少なからず自然の変化が含まれておりこの分を差し引きすることが急務であるとAkasofuは主張している。筆者は「ほとんど」だと考えているが、MannのホッケースティックをありがたくいただいているIPCCやその信者には一生理解できないであろう。
また二酸化炭素温暖化説の唯一の科学的根拠と思われている温室効果ガスの影響を考慮しないと過去の気候を再現できないという気候モデルについてもAkasofuはadjusted(調節された)、 tuned(同調された)、 taught(教え込まれた)という語句を用いて批判している。これは猫田白重が使用している「組み込まれた」と同義語であろう。過去の気候を再現できることが、二酸化炭素温暖化説の根拠に成り得ないことは猫田が述べているとおりである。伊藤公紀はその著作「地球温暖化」で架空の?人物に「パラメーターが三つ以上あればどんな結果でも出せる」と豪語させている。筆者はこれを伊藤自身の言葉と受け取っている。つまり温室効果ガスの影響など考慮しなくてもそのようにモデルをtuningすれば過去の気候の再現は簡単にできるはずである。ただモデルを使える立場にそういう考えの研究者がいないだけなのだ。じゃ、「お前やってみろ!」という突っ込みはナシ!
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