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悪魔のささやき

気象予報士の視点から科学的に捉えた地球温暖化問題の真相を追究。 地球温暖化を信じて疑わないあなたの耳元に聞こえる悪魔のささやき。それでもあなたは温暖化信者でいられるか?温暖化対策は税金の無駄遣い。即刻中止を!!! Stop"Stop the global warming."!!

   

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再び永久凍土

Osterkampは2007年の論文でこの30年間の永久凍土の変化について以下のように述べている。
アラスカの永久凍土の温度上昇は1976/1977年の州全域におよぶ気温の上昇と同時に始まった。気温の上昇は北極圏沿岸で3~4℃、Brooks Rangeで1~2℃、ユーコン川の南で0.2~1℃に及んでいる。この温暖化には季節性があり(基本的に冬)夏の状態はほとんど変化していない。結果として活動層(active layer)の厚さは増加していない。
 
活動層とは冬季には凍結するが、夏季には融解して植物が生育する季節性のある凍土のことである。つまり気温の上昇は冬季に限定したものであり、もともと冬季の最高気温は-20℃と厳寒の地なので3℃程度の上昇では永久凍土は融解しないということである。参照↓
 
実際には環境活動家などが、温暖化で永久凍土が融解するとそこからのメタンの排出によってますます温暖化が進むと警告しており、それは現実に起こりつつあると報じられてきたものである。これについてCO2scienseのIdso
アラスカの気温は1976/1977年頃に、ほとんど冬季に限局した階段状の上昇を経験しており、これは自然の温暖化と考えられる。
と述べている。 
 つまりこの冬季に限局した気温の上昇は「北極圏とPDO」に書いたように、1976/1977年付近に起こったPDO(Pacific decadal oscillation)のレジームシフトによる自然現象であり、いわゆる二酸化炭素濃度の増加による「地球温暖化」とは無関係な現象である。そして環境活動家の警告する永久凍土の融解ももし起こっているとしても「永久凍土の融解」で述べたように他の要因が考えられこれも地球温暖化とは無関係な現象ということだ。IPCCや温暖化論者のようにすべてを二酸化炭素濃度の上昇に結びつける考え方は根拠がなく非科学的である。温暖化論者の中には近年の気温の上昇がヒートアイランド現象とは違うという意味で北極圏沿岸の気温上昇が著しい図を提示する人がいるが、あの図こそPDOの影響そのものなのである。それさえもわからない温暖化論者がこの国にはうじゃうじゃいる。
 
以前は気が付かなかったのだが、PDOに関しては気象庁のサイトに簡単な解説があるので参照を。
 
北極海の海氷の減少が地球温暖化とは関係ないことは以前に書いた。今回で永久凍土も無関係なことがダメ押しされた。さて次は何がつぶれるか・・・・・・。

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