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悪魔のささやき

気象予報士の視点から科学的に捉えた地球温暖化問題の真相を追究。 地球温暖化を信じて疑わないあなたの耳元に聞こえる悪魔のささやき。それでもあなたは温暖化信者でいられるか?温暖化対策は税金の無駄遣い。即刻中止を!!! Stop"Stop the global warming."!!

   

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「地球温暖化神話」の創り方

 2012年3月23日の朝、朝食を取りながらラジオを聞いていると「地球温暖化によって九州、沖縄の気温が100年で○○℃上昇し、桜の開花は△日早まっているという気象台の発表があった」(私の大雑把な記憶ですのでこんな感じの文章でしたが、一言一句正確に描写している訳ではありません)というローカルニュースが流れた。驚いた私は報道の元となった気象台のレポートを検索。そして再び驚愕。
 
「九州・山口県・沖縄の気候変動監視レポート 2012」の公表について 
 
気象台の発表よりNHKの報道に問題があるのではないかと考え、まず地元のNHK放送局に下記の文面で質問状を送った。
 
『3月23日午前7時ごろのラジオ第一放送のニュースで「九州・山口県・沖縄の気候変動監視レポート 2012」を取り上げる際に、「地球温暖化によりうんぬん(観測結果をつなげる)」という断定的な表現がありましたが、気象台のレポートを見るとそのような断定的な表現はしていません。
http://www.jma-net.go.jp/fukuoka/gyomu/osirase/houdou20120322.pdf
「長期的な気温上昇には、地球温暖化や都市化のほか、自然変動が影響していると考えられる。」となっています。なぜ事実を曲げてまで断定的な表現をしたのでしょうか?これに限らず地球温暖化に関するNHKの歪曲報道は目に余るものがありますが、なにか意図的なものがあるのでしょうか。お答え願います。』

地元の放送局からは1週間後にようやく返事が来た。それも早い話が「福岡放送局に訊け」ということであった。仕方なく同様の質問を福岡放送局当てのメールフォームに書き込んで再送した。
福岡放送局は迅速な対応だったが、調査不足のため数度のやりとりがあり、何度もメールフォームに住所氏名等を書き込むのは面倒極まりなく最後は強い口調で調査を依頼したところ最終的に次のような回答を得た。
 
『何度もメールいただきすみません。
6:25からのローカルニュースでこの話題を取り上げていました。
ニュースの表現は、「地球温暖化にともなって、九州と山口の年間の平均気温は、(中略)上昇していることが、気象台の調査でわかりました」としています。
「地球温暖化にともなって」としたのは、気象台の説明の中で、それが最も大きな原因とされたためです。とは言え、気象台がそれ以外の原因も考えられるとしている中では、舌足らずな表現だったかも知れません。本来は、「地球温暖化や都市化などにともなって」、などと、ほかの原因もあることを明記する方が、よりわかりやすかったと思われます。このニュースは、長期的に九州・山口・沖縄の気温が上昇していることを伝えたかったもので、事実を歪曲する意図はありません。』
 
要するに気象台に取材した際に「地球温暖化が最も大きな要因という説明だった」ということである。原本のレポートにはそんなことはどこにも書いていないので事実を確認するためにこんどは福岡気象台に下記の質問を送った。なお気象台のレポートでは気温上昇の要因のひとつとして「自然変動」を挙げており、ここで言う「地球温暖化」とは二酸化炭素排出による人為的温暖化を指していることは明白である。
 
『お忙しいところ申し訳ありません。3月22日発表の上記資料について質問します。
私の聞いた3月23日NHKラジオ第一放送の7時前後の放送では「地球温暖化のために観測されたいろいろな現象(桜の開花の早まりや、気温の上昇など)が起こっている」と放送されていました。非常に驚いて、次のような質問をNHKにしました。経過は省略しますが、3月30日にNHK福岡放送局から最終的に下記のお返事をいただきました。
略(NHK福岡放送局の回答文をそのまま転記)
『「地球温暖化にともなって」としたのは、気象台の説明の中で、それが最も大きな原因とされたためです。』とありますが、これは事実でしょうか?またもし事実なら自然変動や都市化の影響が認められるなかどのような手法でそれらの影響を定量的に取り除き、地球温暖化の影響が最も大きいとされたのでしょうか?ご回答よろしくお願いします。
略(氏名、住所、メールアドレス)』
 
気象台からは以下の回答がすぐに返ってきた。
 
『略
当件につきまして、以下のとおり回答させていただきます。
九州・山口県の平均気温の上昇には、地球温暖化や都市化のほか、自然変動が影響していると考えられ、22日の発表でもそのように説明させていただきました。
「自然変動や都市化の影響が認められるなかどのような手法でそれらの影響を取り除き、地球温暖化の影響が最も大きいとしたのか」というご質問ですが、
今回のレポートでは、九州・山口県の平均値は、福岡など都市化の影響が大きいと考えられる地点のデータも含めて単純に平均を計算しただけですので、
要因ごとにどれだけの寄与であるのかといったような定量的な評価までは行なってません。
地球温暖化は九州・山口県といった局地的な現象でなく、世界全体の温度上昇の話ですが、陸上気温ばかりでなく、地球表面の7割を占め熱容量の大きな海洋においても、
海面水温や海洋内部の貯熱量が長期的に増加しており、九州・山口県の気温上昇の重要な要因の一つであると考えられます。レポートでも九州・沖縄周辺の海域における
海面水温の上昇が世界全体の海面水温の上昇率よりも大きいことを指摘しています。
ただ、九州・山口県の気温には地球温暖化以外に都市化や自然変動など他の要因も影響していますので、今回のレポートの平均気温を解釈する際にはその点に留意していただく必要がありますが、22日の報道発表の際には舌足らずの説明だったかもしれません。ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。
お詫びいたしますとともに、今後も気象台が発表する情報等をご利用いただきますようよろしくお願いいたします。』
 
どうも、すっきりしない。何を「ご迷惑をおかけした」とか「お詫びする」とか言うのだろうか?何度も読み返してやっと納得がいく理由を推定できた。気象台の回答者は「私が驚いた」理由を「こんなに地球温暖化が進んでいたのか!」と誤解したようだ。(笑)しかし「地球温暖化の影響が最も大きいと説明したのどうか」という質問の核心部分については当たり障りのない回答で答えになっていない。それで再び次のような質問を送った。今度は私の立場を明記して。
 
○○ 様
お忙しい中ご回答ありがとうございました。
『九州・山口県の平均気温の上昇には、地球温暖化や都市化のほか、自然変動が影響していると考えられ、22日の発表でもそのように説明させていただきました。』
■私の最初の質問の答えとしては取り上げた三つの中で「地球温暖化が最も大きな要因」という説明は会見でされたのでしょうか?それともNHK記者の誤解でしょうか?お答えからはよくわかりません。
 
『今回のレポートでは、九州・山口県の平均値は、福岡など都市化の影響が大きいと考えられる地点のデータも含めて単純に平均を計算しただけですので、要因ごとにどれだけの寄与であるのかといったような定量的な評価までは行なってません。』
■それならば「地球温暖化が最も大きな要因」などとは軽々に言えるはずはないと思いますが、いかがでしょうか?
 
『地球温暖化は九州・山口県といった局地的な現象でなく、世界全体の温度上昇の話ですが、陸上気温ばかりでなく、地球表面の7割を占め熱容量の大きな海洋においても、海面水温や海洋内部の貯熱量が長期的に増加しており、九州・山口県の気温上昇の重要な要因の一つであると考えられます。』
■人類出現以前から、また歴史的にも気候は自然に変動してきたことが確かめられています。ご指摘の現在の変動が、自然変動だけでは説明できず地球温暖化が重要な要因であることはどのようにして確認されたのでしょうか?ごく弱い赤外活性しか持たずしかも大部分は水蒸気と重複しているCO2がたかだか10000分の3から4に増加しただけで観測可能な変化が起きると考えるのは妄想ではないですか?「影響はあるだろうからとりあえず原因の一つに入れておけ」といういわゆる地球温暖化を枕詞に使っているだけではありませんか?
 
『ただ、九州・山口県の気温には地球温暖化以外に都市化や自然変動など他の要因も影響していますので、今回のレポートの平均気温を解釈する際にはその点に留意していただく必要がありますが、22日の報道発表の際には舌足らずの説明だったかもしれません。』
■どこが舌足らずだったのでしょうか?冒頭にお答えされたように単に三つの要因を指摘しただけなら何の問題もないと思いますが、何ら根拠なく地球温暖化の影響を強調したのなら舌足らずではなく歪曲でしょう。
何度も申し訳ありませんが、一番知りたい情報が回答からは読み取れませんでしたのでもう一度ご回答をよろしくお願いします。
略(氏名、住所、メールアドレス)
 
これに対する気象台は以下の通り。
 
『略
地球温暖化に関してIPCC(2007)では、「20世紀半ば以降に観測された世界平均気温の上昇のほとんどは、人為起源の温室効果ガスの観測された増加によってもたらされた可能性が非常に高い」としていますので、今回のレポートで報告した平均気温の上昇を考える上でも重要な要因の一つであるということで説明させていただきました。ただ、九州・山口県、特に大都市である福岡市などの気温上昇については、都市化の影響も大きな要因として作用していると考えられます。○○様がご指摘されていますように、重要な要因の一つとして挙げることと定量的に大きいこととは別の話ですので、きちんとご説明すべきところでしたが、この点が舌足らずであったかと反省しております。説明不足のため、○○様にはお手数をおかけすることとなり申し訳ありませんでした。重ねてお詫びいたします。』
 
案の定というか、やはり地球温暖化が現実に起こっているという根拠はモデル頼みのIPCC4次報告だった。(笑)おそらくウソがばれてすべてが明らかになった時にはすべての責任をIPCCにかぶせて逃げ切るつもりだろう。もちろんその頃にはIPCCは解散していてだれも責任は取らずに済むはずだ。
都市化、自然変動、地球温暖化の三つの要因を平等に挙げるのならまあ許容範囲だが、根拠なく「地球温暖化が一番大きな要因」というのは歪曲であるというのが私の主張である。重要な要因のひとつとして挙げたが最も大きな要因だとは明言してないような書き方である。しかしどうも政治家の答弁を聞いているようで納得がいかない。YesかNoかで答えれば済むところを廻りくどくごちゃごちゃと言い訳まがいのことを述べていることが気になったので以下の再々質問を送った。
 
『略
ご回答ありがとうございました。
『平均気温の上昇を考える上でも重要な要因の一つであるということで説明させていただきました。』
ということはNHKのいう
『(地球温暖化が)最も大きな原因』ということはおっしゃられてないわけですね。
私が知りたいのはその一点、すなわちだれが地球温暖化の影響を誇張したのかということです。この点について明確なご回答をお願いします。
それからご存じのことと思いますが、
『地球温暖化に関してIPCC(2007)では、「20世紀半ば以降に観測された世界平均気温の上昇のほとんどは、人為起源の温室効果ガスの観測された増加によってもたらされた可能性が非常に高い』
についてですが、2009年11月のクライメートゲート事件以後「IPCCがこう言っている」、「IPCCによれば」などはジョークでしか使われておりません。
たびたびすみませんが、再度ご回答をよろしくお願いします。
略(氏名、住所、メールアドレス)』
 
そして最終的な返事が以下である。
 
『略
報道発表の場では報道発表資料に基づき「長期的な気温上昇には、地球温暖化や都市化のほか、自然変動が影響していると考えられる」と解説させていただきました。その後、「気温が上昇している最も大きな原因は何か?」という質問がありましたので、「気温が上昇しているのは、地球温暖化がベースとしてあるので、これが最も大きな要因である。ただし、今回のレポートの九州・山口県の平均気温は、都市化の影響の大きな地点のデータも含まれており、例えば、福岡の気温の上昇率が大きいのは、都市化の影響が現れていると考えられる。」と説明させていただきました。
日本の平均気温の長期変化傾向を見る場合には、都市化の影響の少ない地点を選択し平均をとることによって、1.15℃/100年という地球温暖化トレンドが算出されています。
「九州・山口県地域に限って、気候の長期変化傾向が、より広域の空間スケールで観測される日本域の気候変化とは別のふるまいをする」と考えるべき積極的な根拠がない限り、九州・山口県の1.69℃/100年という数値にも、広域の地球温暖化トレンドである1.15℃/100年が反映されているとみることが合理的と考えられます。
以上の考えから、九州・山口県・沖縄という地域的に広がりをもって気温が上昇しているという観測事実を科学的に説明できる最も根源的な要因が地球温暖化であるという意味で、「最も大きな要因である」という説明をさせていただきました。
IPCCの報告につきましては、様々なご意見があるのも承知しており、また色々な考えがあるのも当然のことと考えます。
しかしながら、気象庁では、人為的な温室効果気体の増加と地球温暖化の因果関係をはじめとする地球温暖化の科学的根拠に関しては、大多数の正当な科学の手順を経た成果をベースとしたIPCC第4次評価報告書を、現時点では最も信頼できるものと考えております。
○○様には、以上のような気象庁の基本的な考えにつきましてご理解いただける幸いに存じます。』
 
やはり思った通り、会見では「地球温暖化が最も大きな原因」と明言していたようだ。「定量的な評価はしていない」と認めていながら、会見では何ら根拠なく「地球温暖化が最も大きい」などとたわごとを言う。しかも自然変動を全く無視して田舎の観測点の気温上昇をそのまま地球温暖化によるものとみなしていることが判明。今回に限ってはNHKは無罪、気象台の会見が大問題だったようだ。しかも明確なねつ造や歪曲を行いながらも「舌足らず」という弁解で、単に説明不足だっただけでねつ造の意図はなかったことを強調している。会見場にいた報道関係者、あるいは彼らからの二次情報でこの観測結果を知った視聴者・読者の大部分は一次情報(気象台発表のレポートそのもの)に触れることはなくそのまま、地球温暖化が進行していると受け取ってしまうだろう。今までもそしてこれからもこうして「地球温暖化神話」が創られていくわけだ。ひどい話だが、情報を受け取る側がきちんとしたリテラシーを身につけておかないと今の世の中どこにどんな詐欺話がころがっているかわからない。特に地球温暖化問題のように研究者や官庁などにも大きな利権がからむ話になると利害関係がある当事者の話は割り引いて考えた方が無難である。きちんと最後まで回答していただいた気象台の担当の方に敬意を表するとともに私なりの反論を返信しておいた。
 
『△△様
このメールには返信は不要です。
○○です。大変答えにくい質問に率直にお答えいただきありがとうございました。おかげさまで気象台の発表とNHKの放送の事実関係がよくわかりました。
反論を述べておきます。
>都市化の影響の少ない地点を選択し平均をとることによって、1.15℃/100年という地球温暖化トレンドが算出されています。
都市化の影響はゼロではありませんし、この1.15℃の中には当然のことながら「自然変動」が含まれています。すべてを地球温暖化の影響による上昇とすることは根拠がありません。したがって
>最も根源的な要因が地球温暖化であるという意味で、「最も大きな要因である」
というのは論理が破たんしています。
何回もお手を煩わせてすみませんでした。真摯にご回答をいただきありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
略(氏名、住所、メールアドレス)』

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