忍者ブログ

悪魔のささやき

気象予報士の視点から科学的に捉えた地球温暖化問題の真相を追究。 地球温暖化を信じて疑わないあなたの耳元に聞こえる悪魔のささやき。それでもあなたは温暖化信者でいられるか?温暖化対策は税金の無駄遣い。即刻中止を!!! Stop"Stop the global warming."!!

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

揺らぐ水蒸気フィードバック

 温暖化論者は二酸化炭素を最大の温室効果ガスと定義するために最初に水蒸気を別格として除外。次に二酸化炭素の温室効果だけでは地表面の温度を上げることができないので、ここで水蒸気を引っ張り出して「二酸化炭素が増加すると水蒸気が増加しさらに温室効果が強くなって温暖化が進む」これがいわゆる「水蒸気フィードバック」と呼ばれるtrickである。すべての温暖化論者およびモデラーが支持し、モデルの根本となっている二酸化炭素温暖化説の中核となる基本原理だ。たとえばこの問題で莫大な研究費を分捕っていると考えられる国立環境センターの説明などその典型である。この説明をJack Barrettの論文と比較して二酸化炭素の温室効果をかなり大きく取り扱っている。まあそんな小手先のごまかしには目をつぶるとして、ここでも根拠のない(唯一の根拠はモデル)水蒸気フィードバックが最もらしく語られていることに注目しよう。
 
 Climategate事件以降、数々の不正やデータの間違いが白日のもとにさらされ窮地に陥っている温暖化信者に対してまたまたやっかいな問題が持ち上がった。2010年9月20日、フランス科学アカデミーから温暖化信者のセントラルドグマ、水蒸気フィードバックについて痛烈な批判が飛び出した。全文訳を下記に記載。終わりの方の「その間接的影響については未だ議論されている」という部分が水蒸気フィードバックのことを指している。結構柔らかい表現だが、これは今までさんざん脅威をあおってきた科学者のメンツを保つための婉曲表現で、Harusantafeによれば「未だ議論されている」というのは「要はデタラメである」ということだそうだ。(笑)
 
 ついに本丸に火がついた二酸化炭素温暖化説、このまま燃え尽きてしまうのか?そして今までこの理論を支えていた連中は何事もなかったかのようにまた他のテーマで研究生活をつづけるのだろうか?はたしてそんなことが許されるのだろうか。以下全文訳。
 
気候についての討論

科学院は去る2010年9月20日に気候に関する科学的な討論を催した。それは本年4月1日に科学と高等教育の大臣によって『気候変動についての科学的な知見の現状を規定し、公平な方法や視点を作る』為に開催されたものである。」

この会議は運営委員会によって準備された。この委員会は、学者(学術員、関係者、関係外部機関)によって作成された40箇条に基づき、気候の主題に卓越した人々が科学院に招集された。
9月20日の会議では、方針の異なる傍聴者を招いて、構成する様々な主観について理解できるようにした。このように、気候科学は前提にする様々な専門分野と関係する複雑で特殊な領域である。

会議は連続する4つのセッションによって構成されていた。各セッションは関係者によって主導され、現状のプレゼンテーションによって議論された。このプレゼンテーションは体系的に発表された後に全体の討論があって、科学的に、確実なことと、解決していないこと、先攻研究の対象が明らかにされた。

過去の気候のなかでは、日照時間の変化の影響は地球の確定的な軌道の上のことであった。しかし逆に、太陽活動のサイクルの影響については未だ議論されている。この20年間というもの、衛星や太陽と連携した大きな問題にまつわる信用出来る観察データ(donnees de observation)は、妥当性のある科学的解体のなかで気候変動に取り組ませてきた。未来の為のプロジェクトという視点から欠くことの出来ない、データを解釈する為のモデルが、この間急速に進歩した。人間の活動によって排出される温室効果ガス(gaz a effet de serre)に関しては、その直接の影響についてはコンセンサスがあるものの、その間接的影響については未だ議論されている。気候の変動を理解する為に同定されている手法のなかでは、雲の物理化学(la physicochemie de nouage)が能動的な研究の方向のように見え、強化されている。

文献や口頭発表の貢献で作成されたこの討論についての学術院のレポートは、10月末にこのページで公開される。
                             (Remiちゃんありやと)
参考文献など
 
国立環境研究所 地球環境研究センター;ココが知りたい地球温暖化「水蒸気の温室効果」
 
Barrett,J Greenhouse molecules, their spectra and function in the atmosphere.Energy & Environment. 16 p1037-1045(2005)
 
Débat scientifique sur le climat:Institut de France Academie des Sciences.(2010)

拍手[22回]

PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

フィードバック

  • by nytola
  • URL
  • 2010/10/18(Mon)04:28
  • Edit
CO2だけでは温度上昇にほとんど効かないため、強引に正のフィードバックを想定する。それがCO2温暖化説の根幹ですが、最近、フィードバックは負(=CO2は温暖化にほとんど効かない)なんじゃないかという論文も出て来ています。
シミュレーションも何もかもあやふやなフィードバック(アルベドを含む)に完全に依存していたわけで、大きな正のフィードバックを想定してモデル計算すれば地球が温暖化するという結果が得られるのは当然なわけで。ここが崩れ出したのは学説として末期と言えるでしょう。
ただ、このフィードバックの“トリック”は入り組んでいて一般の市民に説明するには私では力不足かな、という気がしたのでBlogでは敢えて触れませんでした。

> 本丸に火がついた二酸化炭素温暖化説、このまま燃え尽きてしまうのか?

CO2自体が燃え尽きた後ですから。

Re:フィードバック

  • by はれほれ
  • 2010/10/18 11:50
こんにちは、はれほれです。nytolaさん、いつもコメントありがとうございます。twitterでご紹介いただいているサイトにはなんとか目を通すようにしているのですが、何しろ私の語学力に限界があるもので時間がかかってしまいます。(笑)

>シミュレーションも何もかもあやふやなフィードバック(アルベドを含む)に完全に依存していたわけで、大きな正のフィードバックを想定してモデル計算すれば地球が温暖化するという結果が得られるのは当然なわけで。ここが崩れ出したのは学説として末期と言えるでしょう。
●確かにおっしゃる通りだと思います。それでもこちらではほとんどすべてのモデルが温暖化を予測しているので温暖化は間違いない、という論法が蔓延しています。私などでは彼らを説得することは無理なようです。(笑)

>ただ、このフィードバックの“トリック”は入り組んでいて一般の市民に説明するには私では力不足かな、という気がしたのでBlogでは敢えて触れませんでした。
●そんなことはありません。10月末にフランス科学アカデミーから論文などの紹介があるようですので解説よろしくお願いします。

>> 本丸に火がついた二酸化炭素温暖化説、このまま燃え尽きてしまうのか?
>CO2自体が燃え尽きた後ですから。
●ざぶとん1枚!これで今度の帰国では山手線乗り放題ですね。(笑)

温暖化&CO2犯人説プロパガンダから脱却島所y

  • by そふたん
  • URL
  • 2011/05/02(Mon)01:25
  • Edit
私もブログを通して一生懸命、このプロパガンダから脱却出来る人を増やそうと努力してます。

そもそも環境省自体を解体して余計な行政法人の天下りコストや、官僚もカットすべきでしょう。

こちらの動画も是非、ご覧頂ければ嬉しく思います。

http://blog.livedoor.jp/hardthink/archives/51829646.html

武田邦彦氏を環境大臣に!

Re:温暖化&CO2犯人説プロパガンダから脱却島所y

  • by はれほれ
  • 2011/05/03 12:09
こんにちは、そふたんさん。はじめまして、はれほれです。
>私もブログを通して一生懸命、このプロパガンダから脱却出来る人を増やそうと努力してます。

私もかれこれ10年以上にわたって努力をしてましたが、最近はそふたんさんのような方が増えてきてうれしく思っています。

>そもそも環境省自体を解体して余計な行政法人の天下りコストや、官僚もカットすべきでしょう。
動画拝見しました。
環境省こそが、この温暖化問題で最大の恩恵を受けています。彼らは世界環境のためでも国民のためでもなく、単に自らの省益のために活動しているに過ぎません。庁から省への格上げ、さらにビデオにもありましたが、環境税導入と「目的税」化によって独自の財源を持つ企て。CO2地中埋設による新たな独立行政法人設立と天下り先のゲットなど、おいしすぎる話がわんさかあります。

うまく時流に乗った自称専門家が研究費目当てで煽ったため騒ぎは大きくなりましたが、ウソは長続きしません。もう世界的には終わった問題という認識です。

明日香東北大教授のごまかし

  • by Mickymouse
  • 2011/06/04(Sat)04:04
  • Edit
いつも感心して読ませていただいております。
さて、明日香教授の言説に以前から疑問を持っていた者としては、今回、高山正之氏の文を読んで、初めて納得できる感じがしました。
科学的な精密な議論には馴染まないかとも思いましたが、そもそも「炭酸ガス地球温暖化論」には当初から政治的な背景が関与してきました。
政治的背景まで考慮しないと、この問題の全体像が把握できないと思い、あえて投稿させていただくことに致しました。

-------------------------------------

……「明日香」という名の学者が先日の朝日新聞オピニオン面1㌻を使って登場した。名は寿川(じゅせん)。肩書は東北大教授。初めて聞く名だが、何とゆかしいと思ったものだ。

明日香東北大教授のごまかし

ところが、いっていることが凄い。見出しは「中国、実は地球温暖化対策の優等生」。小見出しが「日本はいまや環境問題では悪役」と太陽が西から昇ってきたような衝撃的発言をする。

以下、明日香教授は語る。

「中国は温暖化対策で痛みを伴う大胆な改革をやっている。それを日本人は余りに知らなさすぎる」

しかし、CO2排出量は上昇中で今や世界一汚らしいと指摘されると「中国は巨大な途上国」といい逃れる。「人口は増え続け、無電化地区に3千万人もいる。永遠に電気を使うなといえますか」

でも、貧しくても人間は清く生きられる。朝日新聞はその辺は問わないが、日本人が困っているのは中国人の不潔さ、だらしなさ。彼らは平気でゴミを海や川に捨てて汚し、恬として恥じない。

ゴミの中には女性蔑視の国らしく「溺棄(間引きこされた女児の死体も含まれ、それで富栄養化した中国沿岸で越前クラグが大量発生している。

石垣島はデイゴの花が美しい。しかし、今年は中国からの黄砂でみな枯れた。黄砂が単にゴビの砂でなく、中国が排出する大気汚染物資が混ぎり合った有毒ガスに変じている何よりの証拠だ。

そんな現実も、明日香教授は「途上国だから」でごまかそうとする。

まるで中国人みたいと思ったら「そうです。私の両親は自由が丘で中華料理屋をやっている華僑です」

歴とした中国人がなぜ明日香なのか。婦化したおりにどんな日本名にするかは本人の勝手かもしれない。ただ、彼の主張を聞く限り、彼の心情もいい分も中国人そのままだ。日本人の潔さもない。それが中華料理屋の店主ならまだ可愛いが、彼は国立大の教授だ。

過去2千500人超の中国人教授

日本ゆかりの名で、偽りに満ちた中国擁護を論じ、その一方で「日本は加害者だ」と、まるで朝日新聞みたいな主張をする。これはペテンでしかない。

そういう主張をするなら、中国名を名乗ればいい。それでも日本名がいいというなら、南京虫太郎とかにすればいい。日本人の心情を惑わせ、汚されたと思わせるような名は避ける。少なくともそれが帰化する者の日本への礼儀だろう。

問題は元中国人がそんな名で教授になることを許した文科省にもある。

この役所は「日本は東シナ海の主権を放棄すべし」といい続ける福井県立大教授の凌星光のような中国人を、過去2千500人以上も教授に任命している。

日本名を騙る中国人まで含めたら、どれほどになるのか。なぜ外人を偏重するかも併せて文科省は説明すべきだ。

『日本人の目を覚ます痛快35章   朝日新聞・米国・中国を疑え』 高山正之 著 より

------------------------------------

『中国、実は地球温暖化対策の「優等生」』明日香壽川

 -先生は日本生まれの中国人ですね。中国に対してひいき目になっていませんか?

  「私の両親は華僑で、東京の自由が丘で小さな中華料理屋を営んでいました。もちろん中国への思いはありますよ。中華料理は得意ですし (笑)。でも議論は冷静に、客観的にするべきです」
http://tizu.cocolog-nifty.com/zakki/2009/07/post-ec95.html


Re:明日香東北大教授のごまかし

  • by はれほれ
  • 2011/06/06 20:48
こんにちは、Mickymouseさん。はれほれです。はじめまして。

>さて、明日香教授の言説に以前から疑問を持っていた者としては、今回、高山正之氏の文を読んで、初めて納得できる感じがしました。
◆高山氏の著作の紹介ありがとうございました。初めて読みました。元記事はさすがは朝日ですね。(笑)

>過去2千500人超の中国人教授
◆そんなにたくさん・・・。公務員だと国籍条項があるので国立なら帰化が必要になります。彼らは日本が好きで帰化したのじゃなくて、役職や収入を得るためにやむなく帰化したのでしょうから、当然祖国に忠誠心が残っているでしょう。

>この役所は「日本は東シナ海の主権を放棄すべし」といい続ける福井県立大教授の凌星光のような中国人
◆それはけしからんですね。福井県はなぜクビにしないのでしょうか?「言論の自由」かな?「外国人に選挙権を与える」という公約をする政党が選挙で圧勝するくらいですから、役所もそんなものでしょう。そういえば「日本列島は日本人だけのものじゃない」と言った首相もいましたっけ。

>日本人の心情を惑わせ、汚されたと思わせるような名は避ける。少なくともそれが帰化する者の日本への礼儀だろう。
◆その通りです。礼儀を知らないから明日香は明日香なのでしょう。

最近は新聞テレビで「反日」報道が目に余ることがあります。NHKや大新聞にも日本国籍を持たない人がたくさん採用されているからと想像しています。

TRACKBACK

Trackback URL:

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

フリーエリア

カウンター

おすすめ書籍

正しく知る地球温暖化 赤祖父俊一
Unstoppable global warming S.Fred Singer & Dennis T.Avery
The chilling stars H.Svensmark & N.Calder
地球温暖化スキャンダル S.Mosher & T.Fuller
「地球温暖化神話」終わりの始まり 渡辺正

最新コメント

[2012/12/01 NONAME]
[2012/08/29 大崎]
[2012/07/10 とら猫イーチ]
[2012/07/06 とら猫イーチ]
[2012/06/01 とら猫イーチ]

最新トラックバック

最古記事

ブログ内検索

プロフィール

HN:
はれほれ
性別:
男性
職業:
ぎゃんぶらー
趣味:
競馬
自己紹介:
自称、気象予報士。

バーコード

アクセス解析

Copyright ©  -- 悪魔のささやき --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]