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悪魔のささやき

気象予報士の視点から科学的に捉えた地球温暖化問題の真相を追究。 地球温暖化を信じて疑わないあなたの耳元に聞こえる悪魔のささやき。それでもあなたは温暖化信者でいられるか?温暖化対策は税金の無駄遣い。即刻中止を!!! Stop"Stop the global warming."!!

   

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塩化メチルと古気候

我が国ではほとんど報道されない大気中微量ガスとして塩化メチル(CH3Cl)がある。
塩化メチルは熱帯の植生や土壌、バイオマスの燃焼や海洋から排出される自然起源の微量ガスであり、塩素を含むことから成層圏でのオゾンの破壊にも関与していると考えられている。Williamsらは南極点から得られた氷床コア中の気体を分析しBC160年~AD1860年までの大気中塩化メチルの再構築を行っている。彼らによると期間中は100年で3ppt(parts per trillion:1兆分の1)の上昇傾向に加えてより高頻度に気候の変化による変動が加わっているように見えるとのことである。AD900年~1300年の中世温暖期にはそれまでの1000年間より塩化メチル濃度は50pptも上昇しておりAD1650年~1800年の小氷期には一時減少に転じた後、再び現在の550pptレベルまで上昇しているという。塩化メチルの排出源、吸収帯ともに90%以上は赤道から南北30度以内に存在することからその大気中濃度は熱帯や亜熱帯の気候状態を反映していると考えられる。さらにこれらの変化から大気中塩化メチル濃度と全球平均気温は正の相関があることが示唆されている。現在の大気中塩化メチル濃度は平均550pptであり(520-580ppt)、中世温暖期のピーク値は533ppt程度である。このことからも現在が「異常な温暖期にある」とか「前例のない温暖化」などという気候警鐘家の主張は見当違いであることがわかる。温暖化論者の嘘が次々に明らかになって行く。

参考論文
A 2000 year atmospheric history of methyl chloride from a South Pole ice core: Evidence for climate-controlled variability.
Margaret B. Williams et al.

参考サイト
CO2 Science
A 2000-Year History of Atmospheric Methyl Chloride

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