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悪魔のささやき

気象予報士の視点から科学的に捉えた地球温暖化問題の真相を追究。 地球温暖化を信じて疑わないあなたの耳元に聞こえる悪魔のささやき。それでもあなたは温暖化信者でいられるか?温暖化対策は税金の無駄遣い。即刻中止を!!! Stop"Stop the global warming."!!

   

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京のサクラが語る真実

  以前に拙ブログの「京のサクラと太陽活動の記録」で紹介した古文書からヤマザクラの満開日を推定して生物季節学的方法により京都の3月の平均気温を再構築した論文の続編が出た。前論文では801年から2005年までの期間のうち1401年から現在までは7割以上の年の気温が推定されており信頼度が高かったのに比べて、1400年以前のデータは50%以下であり、今回の続編では1400年以前の生物季節学的データを追加して、この期間の再構築された気温の信頼度を上げることに焦点があてられている。また著者らはヤマザクラの満開日だけでなくフジの満開日も調査し、これらが相関関係にあることを示したのちフジの満開日からヤマザクラの満開日を推定したのち3月の平均気温の再構築を行っている。得られたものが下図である。
 Aono2010.jpg
 
 
( 一番下のCがヤマザクラ+フジから得られた31年平均の結果:中央の横軸は現在平均の7.1℃のライン)




10世紀半ばの3月の平均気温は約7℃前後でピークは7.6℃。これは現在の平均気温7.1℃(都市化の影響を補正済みの値)より幾分高いようである。その後は寒冷化に向かい1180年から1310年にかけて再び温暖化し、14世紀初めに現在と同レベルの7.1℃になったのち以後は寒冷化傾向を示している。このパターンは日本のスギから得られたδ13Cに基づく他の研究ともおおむね一致している。これらの温暖化はヨーロッパの中世温暖期(MWP)に対応するものであろうと著者らは述べている。私見では、MWPの存在は一般に認められており認めていないのはIPCCと職業としてウィキペディアからMWPを削除しまくっている環境団体の人間だけである。(笑)

 今回の論文では太陽活動との関連について直接的な言及がなかったのは個人的には少し残念である。ただし、
10世紀が少なくとも現在並に暖かかったということが、サクラの開花記録からも明らかになりました」(Aono,Y;PrivateCommunication)
ということは大きな成果であろう。またこの時期は
10世紀といえば、名大のグループが気候の温暖化を屋久杉のδC13から明らかにした時代とも被りますし、最近では、元名大の宮原ひろ子さん(現・東大宇宙線研)が、太陽活動の周期が9年と短く活発であったことを明らかにした時代とも重なります。」(同)
ということでやはり、太陽活動とは密接な関係を感じさせる論文である。

また著者らは都市化の影響として1.5℃を現在の推定値から差し引いている。これは1920年以降の京都と彦根の観測値のかい離に基づいて算出した数値である。(つまり彦根は1920年以降都市化していないという前提のもとではじき出した)彦根自体私は訪れたことがなく本当にそれほど田舎なのかどうかわからないが、一応都市化の影響が少ない都市として我が国の平均気温の経年変化を求める際に使用されている。しかしここにも論文著者ならではの大変な苦労があるようだ。
最も頭を悩ませるのが現在の気温の基準を何処に置くか、つまり、都市温暖化の影響をどのように差っぴくかということです。」(同)
私の個人的な印象としてはいくら彦根が田舎とはいえ1920年来都市化の影響が見られないということは考えにくく、もっと数値は大きいのではないかと思っている。そうすれば明らかにMWPは現在より暖かかったことになり、IPCCをはじめとする温暖化論者の主張の論拠となっている「現在は人為起源のCO2によって過去に前例のない暖かい時代である。」が完全に崩壊することになる。

参考論文など
Aono,Y. & Saito,S. Clarifying springtime temperature reconstructions of the medieval period by gap-filling the cherry blossom phenological data series at Kyoto, Japan. Int J of Biometeorology54;p211-219(2010)
 
 
 
 
おわび)
論文自体は青野先生より5月末に送っていただいていました。ありがとうございました。blog主はこの4カ月ほど高血圧とそれに伴う頭痛により、「高気圧」も「高血圧」と読み間違えてしまうほどの体調の悪さでした。(笑)降圧剤5種類服用にて最近ようやく楽になり、$と株価の下げ止まりによってまた少し軽快傾向が出てきました。(笑)アップが遅れたことを陳謝します。

拍手[13回]

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太陽活動周期長と地上気温

    これまで拙ブログで太陽活動の変化と地球の気温の変動の密接な関係を示す論文を紹介してきた。これらのひとつの論拠として有名な図が下の図だ。
Lassen1991.jpg
 
 

(図Lassen1991)



 

   1991年、science誌に掲載されたFriis-Christensen & Lassenの論文から引用されたものである。およそ11年と言われる黒点周期の長さの変動と北半球の地上気温の変化が逆相関の関係にあることを示したグラフである。あちこちで引用されており大部分の方がどこかで見覚えがあろう。これは20年近く前のデータだが、その後はどうなったのか?実は1999年にThejll & Lassenによって追跡したレポートが出されている。それが次の図である。
1999lassendis.jpg

 
(図Lassen1999)
 



   図の上段をみると、以後は気温の上昇傾向があるにもかかわらず活動周期はむしろ延長傾向にありこれから予測される気温は低下傾向が示されている。下段は(観測温度-周期長からの予測値)である。二つの差は1980年代後半から大きく開いていることがわかる。太陽周期長と地表気温間の負の相関関係は認められなくなっている。この図も有名な図で数年前はこの図を根拠にして太陽活動と地表気温の関係を全否定するような温暖化論者のブログなどがあちこちに存在したように思うのだが、残念ながら今回は探しきれなかった。かろうじて見つけたのはこちらのブログである。このブログ主の結論は「1980年頃以降の地球温暖化を太陽活動だけで説明することは困難である。」というものである。この結論はこのグラフから導かれるものとしては妥当であろう。上記のレポートにも
 
We conclude that since around 1990 the type of Solar forcing that is described by the solar cycle length model no longer dominates the long-term variation of the Northern hemisphere land air temperature.」
我々は1990年頃から太陽活動周期長モデルの強制力は北半球陸上気温の長期変動をもはや支配していないと結論する。
とある。しかし、少なくとも1980年代前半以前の両者の関係は認めなくてはならないし、それを否定する根拠はどこにもない。また宮原ひろ子の放射性同位元素14Cを使った屋久杉での研究など古い時代でも太陽活動の周期長と地表気温の相関関係を明示している論文もある。
 
この論文のもとになるデータの学会発表時に私はその場にいたのだが、この時は「気温が高かった中世温暖期では9年周期であり、寒冷だった小氷期では周期はかなり延長していた。」というように理解していた。ところが論文のプレスリリースをみると、
中世温暖期と現代の太陽活動とを比べると、現代の気候はその影響で説明できる以上に温暖化しているようです。人為起源の温暖化ガスの影響によって、気温が自然のサイクルでは説明できないほどに上昇していることを示しています(図5)。この結果は、昨年発表されたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第4次評価報告の内容を支持するものとなっています。」
と突然IPCCを支持する内容になっている。私は彼女の知的エレガントさのファンだっただけになんか裏切られた気分になった。後日気象予報士会の例会で宮原のデータを引用した際にたまたまその話をだすと宮原が気象予報士会東京支部の例会で講演した際(彼女はいやな顔一つせず引き受けてくれたらしい)懇親会で同席したという方がいて興味深い話をしてくれた。(ウラは取っていませんが、この方は私と違って(笑)信頼のおける人です)曰く
「論文にするときは上司との兼ね合いでIPCCを否定するような表現はしにくいのでああいう表現になりました。でも見る人がみればちゃんとわかるように書いています。」
とのこと。う~ん、そうだったのか。疑ってごめんなさい。(笑)ということで彼女の論文から抜粋すると
 
「The 9-year solar cycle through the EMMP might be suggesting that
the sun was more active than the recent centuries. The rapid global
warming of the 20th century appears to have exceeded the level that
can be explained by the increased solar activity. Reconstructions of
climate during the EMMP with high time resolution, high precision
and high spatial resolution are urgently needed to compare the states
of climate during EMMP and present and to deepen the knowledge
about the effect of anthropogenic and natural causes on the global
warming.
early Medieval Maximum Period(EMMP)早期中世温度極大期を通した9年サイクルは現在の世紀より太陽が活発だったことを示しているのかもしれない。20世紀の急速な地球温暖化は増加した太陽活動によって説明されうるレベルを超えていたように見える。EMMPの気候の状態と現在の気候を比べるためと地球温暖化に対する人為的要因と自然要因の効果について知識をより深めるために高時間分解能、高正確性、高空間分解能のEMMP期間の気候の再構築が緊急に必要とされる。
つまりよく調べたら中世の方が現在より気温が高いはずだ!ということだろうか?たぶんMannのホッケースティックにこだわるなということであろう。
 
    このように1000年以上前のEMMP、数世紀前のMaunder Minimumそして150年前から10数年前まで太陽活動周期長と地球の気温は良い相関関係を保ってきたのになぜ最近になって相関関係がくずれたのだろうか?これにはいろいろなことが推測できる。「近年になって二酸化炭素などの温室効果ガス濃度が増加したためこの影響が大きくなった。」というのもひとつの説明としては当然「あり」だろう。ここではもうひとつの可能性を示す。
 
lassen1999.jpg
(Table)

これからわかるように彼らは北半球陸上気温のデータセットとしてJonesのものを使用していたのだ。つまりCRUTEMの北半球版と考えてよいだろう。以前に述べたようにこのデータセットも当然NCDCによる観測ステーションの間引きの影響を受けているはずである。しかも陸上気温であるから海水温データを含む全球データと違って、都市化の影響が増幅されるはずだ。

GHCNstationnumber.jpg
(再掲ステーション数)
 






 1980年代半ばから気温が上昇を始め太陽活動周期長との乖離が大きくなっている。これはNCDCの観測ステーション数が謎の減少を始めた時期と一致している。偶然ではあるまい。さらに
 
satellite.jpg



(再掲サテライト)






この衛星データと地上気温との関係をみると衛星データの方が1980年代後半から観測値より0.3℃程度低くなっている。Jonesのデータセットの代わりに途中からこの衛星データを使えば、まさにピッタリ一致するグラフができあがるのではなかろうか?残念ながら私にはそんな統計処理の能力はないのでだれかtryしてくれないだろうか?そうtrickを使ってhide the dissociationである。(笑)
 
Climategate以降、気候科学の根幹となるデータが揺らいでいるためすべてのデータを根本的に見直す必要があるという一つの例である。今後もこういうケースが多数でてくるだろう。
 
参考論文&サイトなど
 
Friis-Christensen,E & Lassen,K. Length of the solar cycle:An indicator of solar activity closely associated with climate. Science 254 pp698-700(1991)
 
Thejll, P. & Lassen, K. Solar forcing of the Northern hemisphere land air temperature: New data. Danish Meteorological Institute Scientific Report 99-9(1999)
 
 
 
 
悪魔のささやき;人為的温暖化の正体

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暁新世・始新世温度極大期;7.PETM-likeイベントと海洋無酸素事変

   地質時代の境界において生物の大量絶滅がみられる、というより我々が化石記録から生物の入れ替わりを目印として地質時代を区切っているというほうが正しいか。一般に五大絶滅事変と呼ばれているイベントがある。古い順に古生代のオルドビス紀-シルル紀(O/S)境界、デボン紀後期のFrasnian-Famenian(F/F)境界、古生代と中生代の境界をなすペルム紀-三畳紀(P/T)境界、中生代の三畳紀-ジュラ紀(T/J)境界、そして中生代と新生代の境界である白亜紀-第三紀(K/T)境界である。このうちK/T境界については最近、隕石衝突による絶滅と結論付けられている。しかし他の4つのうちT/J境界を除く3つの絶滅の原因として考えられているのが海洋無酸素事変(Ocianic Anoxic Events;OAEs)である。
 
   石浜によるとOAEsは有機物に富む葉理が保存された黒色頁岩が全世界的に同時期の堆積をもって定義される。これは酸素不足によって有機炭素が分解されず、また堆積物中に生物がほとんど存在しないため生物擾乱が認められないためである。持続時間は短いもので数十万年から最も長期にわたったと考えられているP/T境界では1千万年とされている。OAEsの原因としては「もともと無酸素状態が存在したために大量の有機物が残った。」とするpreservation modelと「一次生産の増加により分解能力を超えた大量の有機物が供給され二次的に無酸素状態になった。」というproductivity modelがある。おそらく個々のOAEsでその原因は異なるであろうと思われる。またOAEsでは12Cに富む有機炭素が大気-海洋系から隔離されることになるので炭素同位体比δ13Cは正の方向に移動する。
 
 以前ETM2における北極海での変化について述べた。急速な温暖化の結果、降水量や河川から淡水流入が増加して水柱の成層化が起こり、これに一次生産の増加も加わり底層水の無酸素化が引き起こされて北極海で大量の有機炭素が埋没したことを述べた。CIEによって負移動していたδ13Cがゆっくりと回復する(正の移動)過程だ。これはtailと呼ばれている回復過程である。Sluijs らはPETM時には北極海だけで800GtCもの有機物が隔離されたと推定している。これはETM2だけではなくPETMやすべてのPETM-like温暖化イベントでも同様に起こったと推定される。すなわち何が言いたいかというと、PETM-likeイベントの回復過程というのはそこだけを切り離せばOAEsとも考えられるし、逆にOAEsとして理解されているものの中にもPETM-likeイベントの回復期を捉えているものがあるのではないかということである。OAEsの直前に急激なCIE(δ13Cの負移動)が見られること、そしてCIEに伴って(先立って)温度上昇を示す証拠(δ18Oの負移動など)が存在することがその条件となると考えられる。OAEsをよく見直せばPETM-likeイベントは珍しいことではなく、地球の歴史上ある一定の条件において繰り返し起こっているのではないかと私は考えている。
 
 従来より良く研究されているOAEsのひとつにジュラ紀前期のToarcian Oceanic Anoxic Event(以下TOAE)がある。これはおよそ1億9000万年前の中生代、ジュラ紀前期のToarcian期に起こったOAEである。1997年Jenkyns & ClaytonはこのTOAEに先立つδ13Cとδ18Oの負移動を認めTOAEの前に海水温のピークが存在したとしている。これはPETM-likeイベントを示唆している可能性が強い。2006年秋のAGUミーティングで CohenらはTOAEとPETMの類似性を指摘した。さらに2007年には「炭素同位体比の変動」「著明な生物学的絶滅」「顕著な温暖化」「水文学的循環の増強」「全世界的な海洋無酸素事変」の五つの共通項をあげてこれらは環境変化に続いて起こるメタンハイドレートの融解によって説明できるとする論文を発表し、熱い論争を巻き起こしている。もちろん私は彼らを支持する立場である。
 
43b86032.jpg 

 図はSvensmark Cosmoclimatologyから改変





この図はSvensmarkの有名な論文Cosmoclimatologyから拝借し私が改変したものである。彼の宇宙線が雲を介して地球の気候に影響を与えるという仮説によると、太陽系が約2.5億年かけて銀河系を1周する間に星の密な銀河の腕と星がまばらな腕と腕の間を通過するときは宇宙線の量の違い(腕の時、宇宙線↑)によって気候が変わるという。そしてひとつの腕に入ってから次の腕にはいるまでの期間はおよそ1億4300万年という。さらに長期間宇宙線量が少ない期間を経過した太陽系が次の銀河の腕に突入する直前が一番地球の気温が高くなるのではないかとSvensmarkは推論している。図を見るとPETMおよびTOAEは共にその時期に一致していることがわかる。(ただし海水温の変化とは一致せず)またデボン紀後期に起こった5大絶滅事件のひとつF/F境界を参考までに図示している。これもまた時期は上二つに一致しているようだ。もちろん偶然の一致も否定はできない。さらにこれらの特徴や間隔をまとめたものが次の表である。
 
 
推定開始時期
間隔
温暖化・δ13C負移動
F/F境界
約3億6700万年前
 
不明
TOAE
約1億9000万年前
1億7700万年
PETM
  約 5550万年前
1億3450万年
 
TOAEとPETMの間隔は約1億3450万年とSvensmarkの推定にほぼ一致している。またF/F境界のOAEがPETM-likeイベントと言えるのかどうかはデータ不足で不明だが、F/F境界とTOAEの間隔は1億7700万年とSvensmarkの推定値よりはやや長いようだ。何といっても推定値自体が荒っぽいので誤差の範囲と言えなくもない。今後のCohenらの議論のゆくえとF/F境界研究の進展に期待しよう。
 
このような壮大なスケールの地球の気候史に触れると、枝葉末節、重箱の隅をつつくような「温室効果ガス」にこだわった現在の二酸化炭素温暖化説などはゴミのように思えてくる。そうするとありもしない危機を煽って研究費をかすめとっているモデラーをはじめとする研究者はさしずめゴミにたかるハエといったところか。(笑)
 
参考論文など
石浜佐栄子 ジュラ紀前期の海洋無酸素事変の研究に関する進展と動向 Bull.Kanagawa Prefect.Mus.(Nat.Sci.) No.36 pp1-16(2007)
 
 
悪魔のささやき 暁新世始新世温度極大期;6.北極圏におけるETM2の特徴
 
 
 
 
 
 
Svensmark,H:Cosmoclimatology: a new theory emerges Astronomy & Geophysics 48 (1), 1.18–1.24.(2007)
 
Svensmark,H & Calder,N:The chilling stars(2007)
 

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人為的温暖化の正体

以下はD’Aleo,J. and Watts,A.のレポートを基にJMAについての調査を付け加えたものです。詳しくお知りになりたい方は同レポートを参照してください。
 
Abbreviations
NOAA(National Oceanic and Atmospheric Administration):アメリカ海洋大気圏局
NCDC(National Climatic Data Center):国立気候データセンター。NOAAの下部組織。気候記録を担当。世界地上気温データ、GHCN2(Global Historical Climatology Network version2)およびその米国版USHCNを編纂。ディレクターはClimategateにも登場するTom Karl
NASA(National Aeronautics and Space Administration):アメリカ航空宇宙局
GISS(Goddard Institute for Space Studies);NASAの一部門。世界地上気温データGISTEMP3を編纂。トップは冷房を止めた議会証言で有名なJames Hansen。
UEA(University of East Anglia):英国イーストアングリア大学
CRU(Climatic Research Unit):UEAに併設された気候研究所。世界地上気温データCRUTEM3を編纂。Hadleyセンターの世界海面水温データと合わせて世界気温データHadCRUT3を編纂。前所長はClimategateで名を馳せたPhil Jones。
RSS (Remote Sensing Systems):衛星観測による世界気温データセット。
UAH (University of Alabama at Huntsville ):アラバマ大学による衛星観測による世界気温データセット。
 
1.世界規模での観測ステーションの減少
 
以前のエントリーでCRUによるロシアの気温の改ざん疑惑を取り上げたが、実はこれには後日談がある。疑惑はClimategate事件の中心人物Phil JonesなどCRUに向けられたものであるが、彼らはNOAAからもらったデータをそのまま使用しただけで濡れ衣だったようだ。D’Aleo and WattsによればすでにNOAAの段階で世界的な規模の観測ステーションの「間引き」が行われており、ロシアの観測ステーションの「間引き」はその一部にすぎなかったのだ。
 
ではその他の統計ではどうだろうか?現在、世界の地上気温のデータセットは三つある。ひとつは米国NOAAの下部組織NCDCによる世界の地上気温データセットGHCN2である。二つ目は同じ米国のNASAの一部門であるGISSによる世界地上気温データセットGISTEMP3である。三つめは英国UEAのCRUによるCRUTEM3が三つ目のデータセットである。しかし、これら三つのデータセットの元データはほとんどNCDCで集計された地上ステーションの観測データに依存しており、統計処理の方法がそれぞれで若干異なっているに過ぎないようである。つまり親ガメのNCDCがこけたらみなこけてしまう危うい状態にあるのだ。三つのデータセットともに地表面を緯度経度5°の格子に区切り、地表面を(360÷5)x(180÷5)=2592個の格子にわけてそれぞれの(観測値-平年値)で平年偏差を求めその偏差を全球にわたって平均するという手法を取っているようだ。(HadCRUT3については未確認だが)
 
近年、GHCN2の地上の観測ステーションが大幅に減少している。1980年前後をピークに1990年代前半にかけて大きく減少し、現在ではピーク時6000の4分の1、1500程度のステーションしか使用されていない。しかも脱落したステーションは「高地」「高緯度」「田舎」といった比較的温暖化をきたしにくいステーションが選択的に除去されているという。前述のロシアに限らず全世界的に都市化の影響を受けやすい地域のステーションが「人為的」に残されていることになる。この処理によって世界平均気温における誤差は+0.2℃に及ぶという指摘もある。
GHCN2station.jpg

(Peterson,T.C. and Vose,R.S. )




この理由についてNCDCは次のように言い訳をしている。「The reasons why the number of stations in GHCN drop off in recent years are because some of GHCN’s source datasets are retroactive data compilations (e.g., World Weather Records) and other data sources were created or exchanged years ago. Only three data sources are available in near-real time.」「いくつかのデータセットは過去に遡って編纂される。他のものは何年も後になって作られたり交換されたりする。リアルタイムで入ってくるのは三つしかない。
しかし次の図を見ればあきらかである。すでに10数年が経過しているにもかかわらず全くステーション数は増加の兆しさえない。nytolaは「歩いてデータを取りにいっているのだろう。」と揶揄しているが、けだし名言である。
GHCNstationnumber.jpg


(D’Aleo,J. and Watts,A.)




地上気温の観測は1979年より衛星を使って行われている。ここで二つの衛星観測データRSSとUAHとGHCNのデータを比べた図がある。GHCN-衛星データの年次推移だが、衛星データは同様の動きをしているのに対してGHCNとの差は近年大きくなり続けている。この結果から言えることは「二つの独立した衛星データが同じように近年cool biasが拡大してきたかGHCNが近年warm biasがひどくなった。」かのどちらかである。結論は読者自ら考えてほしい。
satellite.jpg 



(D’Aleo,J. and Watts,A.)




ではNASAのGISTEMP3はどうであろうか?図の中央を見ればわかるようにやはりGHCN2と同様1980年代後半をピークにステーション数が激減している。ここで注目すべきはステーション数の減少にもかかわらず地表面のカバー率はほとんど低下していないことである。(一番右の図)これはGISTEMP3には独特の「1200kmルール」というのがあって、二つのステーション間の距離が1200kmまでは気温の相関関係が認められるとして空白の格子にはなんと!!1200km以内の隣接するステーションのデータを使って空白を埋めているのだ。
GISTEMP3FIG2.jpg

(GISTEMP3)

最近ではこの1200kmルールよって観測ステーションが存在しないはずの北極海が最も温暖化が進行するという奇怪な現象が起こっている。
1200kmといえば南北方向に緯度10°以上離れており、私にはどうもしっくりこない。だれしも同じことを考えるようでこのブログでも「相関があること」と「トレンドが同じこと」は違うと批判されているようだ。当然といえば当然だろう。さらににわかには信じがたいことであるが、D’Aleo & Wattsのレポートには「Curiously, the original colder data was preserved for calculating the base period averages, forcing the current readings to appear anomalously warm.」とあり、脱落した冷涼なステーションのデータは過去の平均値の中で生きており、現在の温暖化を強調するのに一役買っているという。つまり近年の温暖化を強調したい連中にとっては「基準となる平均気温を低く保つことができる。」さらに「都市化の影響を強く受けるステーションを選択的に残すことによってさらに近年の温暖化をより大きく見せることができる。」という二重のメリットが存在することになる。
 
さらにもうひとつ付け加えれば「平年値」というのは30年間の平均である。現在は1971年から2000年までの平均値が使用されており10年ごとに更新されることになっている。これは来年には1981年から2010年に変更されるはずだ。気象庁ではそうなっているが(後述の図参照)WMOやIPCCは未だに1961年から1990年の平均を使用している。これは「気温低下のみられた1960年代を平年値に入れることで最近の温暖化を目立たせる。」という視覚的な効果がある。Climategateで暴露された電子メールにも2001年のIPCC三次報告のさいに「平年値は1990年のままで行け」とサジェストするものがあったように記憶している。(今回は探しきれず)
 
2.日本の気象庁の場合
 
では我が国の気象庁はどうであろうか?我が国の気象庁も世界の平均気温の推移を発表している。
 
気象庁のHPの「世界の平均気温の平年差の算出方法」というページに以下のように書かれている。「陸域で観測された気温データ:1880~2000年までは,米国海洋大気庁気候データセンター(NCDC)が世界の気候変動の監視に供するために整備したGHCN(Global Historical Climatology Network)データを主に使用し,使用地点数は年により異なりますが,約300~3900地点です。2001年以降については,気象庁に入電した月気候気象通報(CLIMAT報)のデータを使用し,使用地点数は1000~1300です。
つまり気象庁のデータもつい最近までNCDCに大きく依存していたことになる。また気象庁の場合地上気温のほかに海面水温データを組み込んでいる。「1891年以降整備されている、海面水温ならびに海上気象要素の客観解析データベースCOBE(Centennial in-situ Observation Based Estimates of variability of SST and marine meteorological variables)の中の海面水温解析データ(COBE-SST)で、緯度方向1度、経度方向1度の格子点データになっています。」この世界平均気温データセットには名前がついてないようだが、仮にここではJMATEMPと呼ぶことにする。これの最近のステーション数について問い合わせたところ、最初は「気象庁では、観測データを5度格子に変換したあとの被覆率(全5度格子数のうち、データの存在 する5度格子の割合)を算出しています。それによれば、確かに1980年代後半をピークに被覆率の減少は見られますが、1990年以降も80%程度以上の被覆率を保っており、全球平均気温における質の低下は小さいものと考えています。」というそっけない返事でステーション数の推移を教えてもらえなかった。(笑) さすがにそれではブログネタにはならないので再度質問をして得たのが下の図である。予想通り、JMATEMPのステーション数も他のデータセットと同様に近年大きな減少を認めている。
JMAstation.jpg(図気象庁)
 



それでも気象庁は「少ないステーション数でも格子数で70%前後、表面積の85%をカバーしており、平年差を用いた解析では、広い範囲で各地点の値はほぼ同様の傾向を示すので、ある地点の平年差の値が周辺の地域の気温の平年差を代表した値とみなすことができる。」と自信満々である。他施設のデータとの比較でも大筋は似通っており近年の温暖化は間違いないと言いたいようである。しかし元データが同じで違う傾向がでればそれこそおかしいだろう。また「2010年2月の世界の月平均気温平年差は+0.33℃(速報値)で、1891年の統計開始以降、7番目に高い値」などという発表には意味があるのかという問いには、「必ず誤差が含まれますので、厳密には、統計的な有意性をもって7位であるとまではいえませんが、その最良の推定値の順位を、気候変化の状況を示す目安として提供している」とのことである。「最も最善の方法で算出を行っているとはいえませんが、現時点でとりうる最良の方法で算出を行っている」とも。「最も最善」とはすごい形容だが、とにかく温暖化をあおりたい本音が痛いほど伝わってくる。(笑) GHCNの場合脱落し比較的冷涼なステーションのデータが過去の平年値に生きており現在の温暖化を強調する要素のひとつになっているとの指摘があることを述べたが、JMATEMPの場合は「観測地点ごとに月平均気温の平年差を作成し、5度格子内に位置するすべての地点の平年差を平均した値を、この5度格子の月平均気温の平年差とします。」とあるので、ステーションが減少すれば残ったステーションだけのデータで平年偏差を計算するのでそれはないようである。(確認済み)問題はNCDCで選択的なステーションの間引きがすでに行われているとすれば、あとでどんなデータ処理をしようと意味がないということだ。GIGOである。
 
観測ステーションが減少し始めた1980年代後半は現在の二酸化炭素による温暖化問題がクローズアップされIPCCが設立された時期と一致している。この頃から気候変動問題への研究費が膨らんでいったことは容易に想像できる。このような事情が観測ステーションの選択的減少になんらかの関係があると考えるのはうがちすぎだろうか?
JMATEMP.jpg(JMATEMP)






ちなみに日本の気象庁もNCDCには毎月データを提供している。気象庁に問い合わせたところ次の53地点を送信しているという。
稚内、旭川、網走、札幌、釧路、根室、寿都、浦河、函館、若松(会津若松)、青森、秋田、盛岡、仙台、輪島、新潟、金沢、長野、前橋、水戸、名古屋、銚子、、御前崎、東京、大島(伊豆大島)、八丈島、西郷(島根)、松江、鳥取、舞鶴、広島、大阪、潮岬、厳原(対馬)、福岡、大分、長崎、鹿児島、宮崎、福江(長崎)、松山、高松、高知徳島、名瀬、石垣島、宮古島、那覇、南大東島、父島、南鳥島、(昭和基地)
太字は2009年10月の段階でGHCNに採用されていない8地点だ。気象庁の回答は「盛岡、長野、水戸、津、徳島の5地点がGHCNに収録されていませんでした。」ということだったが、調べてみると上記8地点が脱落している。長野は確かに標高が高いがその他はなぜ採用されていないのか理由はわからない。どなたか気づいたことがあれば教えてほしい。
 
3.まとめ
だらだらと書いてきたが、一応のまとめとして
1.    気候変動問題がクローズアップされ始めた1980年代後半よりNCDCの地上の観測ステーションは約4分の1に減少した。
2.    脱落したステーションは高緯度、高地、田舎に多くこれらのデータが平年値として生きており現在の温暖化の誇張に一役買っているデータセットもある。
3.    衛星観測データと地上観測データとの解離も近年、拡大を続けている。
4.    すべての世界地上気温のデータはNCDCに依存しており、これらがすべて同じ傾向を示しているからといって必ずしもそれが正しいことにはならない。
5.    とくに1990年以降のデータは見直しが必要である。
6.    近年「今年の○月は観測史上○○番目に高温だった」という脅迫まがいの発表が各機関からこぞって行われているが、これも根拠は薄弱と考えたほうがよい。
7.    現在の温暖化はステーションの選択的間引きによる人為的温暖化である確率がvery likelyである。(90%以上)(笑)
 
参考文献&サイト
D’Aleo,J. and Watts,A. Surface Temperature Records: Policy Driven Deception?
Peterson,T.C. and Vose,R.S. An Overview of the Global Historical Climatology Network Temperature Database. Bulletin of the American Meteorological Society 78 :2837(1997)  
Willmott, C. J. et al. Influence of spatially variable instrument networks on climatic averages. Geophys. Res. Lett., 18(12), 2249–2251. (1991) 

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北極海夏季海氷面積最小値の年々変動と太平洋からの熱輸送

 温暖化論者の得意の脅し文句に「北極海の氷が消失してシロクマが絶滅」というのがある。特に2007年夏の減少はグラフを見てもわかるように、それまでの年を大きく上回って(グラフの2008年と2009年はまだ存在していない)マスメディアが大きく騒ぎ立てたため拙ブログでも取り上げた。私自身はこの海氷の減少は大気中二酸化炭素濃度の増加などとは全く無関係と考えているのだが、温暖化論者や環境団体は無条件に「地球温暖化による現象である」と狂喜してうるさくがなりたてるのが常である。
AMSRE_Sea_Ice_Extent.png
9月の最小面積は2007年が突出して小さいことが分かる。





P1AME20070310IC0.png
P1AME20070924IC0.png
(左)2007年最大時
(3/10:13,945,625km2)

(右)2007年最小時(9/24:4,2545,31km2)


グラフ・写真はいずれも北極圏研究ウェブサイト
より
 最近Geophysical Research LettersにWoodgateらの論文が掲載され、年明け当初は同誌のアクセスランキング上位を占めていた。この論文は北極海の海氷面積問題の決定盤となりうるものであり、今後は上記のような温暖化論者の主張にはだれも耳をかさなくなるであろう。(それでもしつこく訴える無知な環境団体などには冷たい視線を!)

以下ブログ主の要約
 Woodgateらによると、1990年からベーリング海峡の3か所で海流や海水温を連続して観測し、さらに衛星データから海表面温度(SST)を得た。それによると年平均海水輸送は北向きに0.8Sv注1)程度だが、1か月に0~1.5Sv北向きや1日に2Sv南向きから3Sv北向きまで実際には大きな変動が存在する。海水輸送量の年ごとの変動も大きく2001年(0.6Sv)は年間を通して北向きの海流が弱く、2005年(0.7Sv)は年終盤の異常な南向きの海流のために北向きの海流が小さかった。逆に2004年と2007年(~1Sv)は冬季および夏季のほとんどの期間の強い北向きの海流によって最大の輸送量となった。
 海水温は冬季の凍結状態から夏季にはSSTが10℃、海底付近は4℃になる。海底付近の年平均水温は2001年から2002年にかけて約1℃上昇した。(-0.2~-0.5℃→0.1~0.4℃)
 海水輸送量の多さと高水温の間には明らかな関係は認めなかったが、2007年はどちらも高値であった。海峡での海水温は西側が低く東側が高い。熱輸送量は2001年から2007年にかけて増加し2007年には最高の5-6x1020J/yrとなった。これは2001年の熱輸送量の2倍に相当し、Chukchi海に入射する年間太陽放射に匹敵するエネルギーであった。さらにこの輸送された熱量は2007年夏に減少した海氷(約8,700,000km 2)の3分の1を溶かすことが可能であった。ベーリング海峡から流れ込む太平洋の海水(PW)はその正味の輸送量に比して輸送される熱量が大きい。たとえば海水輸送量はフラウ海峡(グリ-ンランドとスバールバル諸島の間)の10分の1だが、輸送される熱量は3分の1である。これらのことからPWは海氷の退縮に重大な役目をはたしていると考えられる。海氷を溶かしたり結合をゆるめて海氷の移動を容易にして、海水面を露出させることによって夏季の日射による海氷の融解の引き金となっている。また海氷が移動することによって太平洋から北極圏へ向かって吹く風が強くなり、これがさらなるPWの流入を起こす正のフィードバックが想定されている。また流入したPWは滞留時間が長く冬季において海面下での熱源になっておりこれは、西北極の海氷を薄くすることに関与しているかもしれない。
 温度と海水輸送量の変化に年ごとにかなりの変動があり、特に輸送量は太平洋-北極海圧較差によって駆動される変動に著明に影響されている。(~0.2Sv相当以上)
 2001年(推定輸送熱量2.6-2.9x1020J/yr)から2004年(同4.3-4.8x1020J/yr)にかけて増加した熱輸送量は層厚1mの海氷を640,000km 2の範囲わたって溶かすのに十分であった。実際に2001年と2004年の海氷面積の最小値の差は700,000 km 2でありこの増加した輸送熱量に匹敵する。(2004年と2007年の最低海氷面積の差は1,530,000 km 2)この年ごとの熱輸送量の変動はChukchi海に入射する年間太陽放射の変動よりもわずかに大きい。この海水輸送量の年ごとの変動は風の強さだけではなくて太平洋-北極海間の圧較差によっても駆動されている。
要約ここまで
 
 結局夏季北極海の海氷の融解は太平洋から北極海に海流で輸送される熱量、大西洋から流入する暖水(赤祖父)、太陽放射によって起こっている。しかもこの論文のデータからは年ごとの夏季北極海の海氷面積の年々変動は太平洋からの熱輸送量に大きく影響されているように見える。もちろん大西洋からの熱輸送量の観測も必要であることはいうまでもないが、大気中二酸化炭素濃度とは無関係である。
 我が家の冬は寒く浴室暖房がほしいと思う今日この頃であるが、浴室を暖房することによって風呂を沸かそうとする人間が果たして存在するのだろうか?ちょっと冷静になって考えればわかる話である。いずれにしても環境活動家やマスメディアに踊らされて騒ぐのはもうやめにしたいものである。
 
注1)1Sv(スベルドラップ)は100万m3/s  
                                (2010年2月3日一部修正)
参考書籍
赤祖父俊一 正しく知る地球温暖化 誠文堂新光社(2008)
 
参考論文
Woodgate, R. A. et al. The 2007 Bering Strait oceanic heat flux and anomalous Arctic sea-ice retreat. Geophys. Res. Lett. 37 L01602(2010)
 

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